CentOS9でapache-tomcat連携をしてみました。
apacheで受け取ったhttpリクエストをtomcatに渡します。
使用する環境
・CentOS9Stream
インストール方法についてはこちらの記事を参照してください。
・apache2.4.57-8
・tomcat9.0.91
・java11
apacheのインストール
dnfコマンドでapacheをインストール
[root@keyakisv ~]# dnf install -y httpd
インストール先は/etc/httpd
apacheを起動
[root@keyakisv ~]# systemctl start httpd
ブラウザから接続確認
http://サーバのIPアドレス(CentOSサーバのアドレス)
以下のテストページが表示されれば大丈夫です。
JDK11インストール
JDK11インストール
dnfコマンドでインストールします。
[root@keyakisv ~]# dnf install -y java-11-openjdk
[root@keyakisv ~]# dnf install -y java-11-openjdk-devel
JAVA_HOMEの設定
/etc/profileにJAVA_HOMEのパス設定を追記します。
viエディタで末尾に以下を追記
export JAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java
/etc/profileの読み込み
/etc/profileをsourceコマンドで即時反映させます。
source /etc/profile
tomcatインストール
tomcatの9系の最新版をダウンロード
ここではwgetコマンドでダウンロードする手順とします。
現時点では9.0.91が最新版のようです。
[root@keyakisv ~]# wget https://dlcdn.apache.org/tomcat/tomcat-9/v9.0.91/bin/apache-tomcat-9.0.91.tar.gz
tarファイルを展開(ここでは/optに)
[root@keyakisv ~]# tar -C /opt -zxvf apache-tomcat-9.0.91.tar.gz
tomcatを起動
起動用スクリプトを起動します。
[root@keyakisv ~]# /opt/apache-tomcat-9.0.91/bin/startup.sh
ブラウザから接続確認
http://サーバのIPアドレス:8080(CentOSサーバのアドレス)
※tomcatポートは8080
以下のページが表示されれば大丈夫です。
apache-tomcat連携
apacheの設定
ルートディレクトリ(http://IPアドレス)への接続がきたら、tomcatの8009ポートに渡す設定をします。
/etc/httpd/conf/httpd.confの末尾に以下を追記します(viで編集)
ProxyPass / ajp://localhost:8009/
ProxyPassReverse / ajp://localhost:8009/
tomcatの設定
8009ポートを有効化します。
/opt/apache-tomcat/conf/server.xmlを編集(viで編集)
変更前
<!– Define an AJP 1.3 Connector on port 8009 –>
<!–
<Connector protocol=”AJP/1.3″
address=”::1″
port=”8009″
redirectPort=”8443″
maxParameterCount=”1000″
/>
–>
変更後
<!– Define an AJP 1.3 Connector on port 8009 –>
<Connector protocol=”AJP/1.3″
port=”8009″
redirectPort=”8443″
maxParameterCount=”1000″
secretRequired=”false”
/>
ブラウザから接続確認
http://サーバのIPアドレス(CentOSサーバのアドレス)
以下のtomcatのページが表示されていればapache⇒tomcatで連携されています。
お疲れ様でした。
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